旅する大樹とミスリルの姫君 ― りゅうたまリプレイ#2


ポーレ、アル、ティグレの3人に、料理人バルフェン、踊り子メル、そしてアルに仕える忍者のクリュウが加わり、6人での旅が続きます。そして一行はついに、リプレイの舞台になる世界ラスヴィム1の大都市、太陽の都ラビリオールにたどり着きます。


1巻よりゲームっぽい戦闘や判定を使用したシーンが増えますが、やはり掛け合いと演出が多いです。リプレイという形態ではありますが、各プレイヤーがかなりキャラクターに入ってプレイしていますので、どちらかというと戯曲文学のような印象を受けます。キャラクターの会話や振る舞い、状況の描写のクオリティも高く、りゅうたまというシステムを別にしても、普通にファンタジーの戯曲小説として楽しめると思います。

そして永盛綾子さんのイラストもとても素敵です。TRPGのイラストはアニメっぽいものが多いですが、柔らかで幻想的なタッチでとても新鮮ですし、りゅうたまが狙っている雰囲気をストレートに表現しています。逆に、りゅうたまの持っている雰囲気は、永盛綾子さんのイラストに寄るところが大きい、という方がむしろ正しいのかもしれません。

マスターは何人かの特徴的なNPCを登場させていますが、そのキャラクターの立て方が上手く、参考になります。分かりやすく、プレイヤーが絡みやすい属性が幾つか用意されて、それがわりとはっきりと提示されていて、後はそこからキャラクターと絡ませる中で自然と個性が立って行きます。余り単純だと分かりやすいけど絡む余地が余りありませんし、余り複雑に作ってもわかりにくい上に設定が無駄になります。このあたりのバランス感覚がとても良いですね。

どの程度脚色と編集がされているかは分かりませんが、キャラクタープレイと言う点で、マスターだけでなくプレイヤーもかなり腕がいいと思いました。対面でのプレイでここまでやるのはなかなか難しいかもしれませんが・・・。そこまでやるかは別として、こちらもGMのNPCと同様、分かりやすく絡みやすい属性
を2、3用意しておき、そこからセッション中にどんどん発展させていくというのがいいでしょうね。

リプレイを余り読んだことがない方には読み物としても読みやすいですし、TRPG経験がある人にはキャラクターの立て方、演出の仕方などキャラクタープレイで参考になる部分が多いと思います。3巻が楽しみです!

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